「いや、亜季菜ちゃん…騙されちゃダメだよ!伊織は冷たい性格してるから。」
「その見た目で判断しないところ、さすが亜季菜ちゃんだよな!」
「伊織とは大違い。」
3人の冷ややかな視線が私に向けられた。
「……勝手に言ってれば?私、もう行くから。」
色々と言いたいなら、気が済むまで言ってればいいよ……。
この場に私がいる必要は無い。
俯きながら口にすると、男子たちからクスクスと笑い声が零れた。
「うわー、相変わらず無愛想な対応。」
「こんなんじゃ、彼氏とか…絶対に出来ねぇな。」
「確かに!一生掛かっても無理なんじゃね?」
いいよ、言わせておけば。
元はと言えば、男の子たちと上手くコミュニケーションがとれなかった私のせいだし。
これぐらい、どうってことない。
キュッと唇を噛み締めた時だった。
「……アンタら、俺の彼女に何してんの?」


