俺は、お前がいいんだよ。


「ごめ~ん、お待たせっ!会計が混んでて時間が掛かっちゃった…。」


「いいよいいよ、亜季菜ちゃん!俺ら、全然…待ってないし!」


「そうそう、謝らないでよ。」


亜季菜ちゃん…って、あれ?


もしかして…この人、中学の時に転校して行った栗山さん?


でも、どうして栗山さんがこの人たちと一緒に遊園地にいるの?


たまたま、こっちに遊びに来てる…とか?


疑問に思いながら、男子たちに申し訳なさそうに謝る栗山さんを凝視した。


「そうだ、亜季菜ちゃん!今、珍しいヤツに出くわしてたんだよ。知ってるかな、俺らのクラスにいた伊織 由依。亜季菜ちゃんと正反対の無愛想女子!」


「伊織…さん?名前は、なんか聞いたことあるけど、無愛想…なの?そんな感じには見えないよ?」


私に視線を向ける栗山さん。


目はパッチリとした二重で、ふっくらとした唇にスッと通った鼻、サラサラで艶のある長い黒髪。


背もスラリと高くてモデルのような体型。


中学の頃よりも更に美人になってる…。