俺は、お前がいいんだよ。


それから暫くして、スイーツの試食を終えた私たちは事務室へ。


直さんに感想を伝えた。


「今日は、ありがとう。そんなに褒めて貰えるとは思ってなかったからビックリだけど、素直に嬉しいよ。これ、お礼ってほどのものじゃないけど、持って帰って?」


陽希と私に手渡してくれたのは、小瓶に入ったクッキーの詰め合わせだ。


「「ありがとうございます…!」」


声を揃えてお礼を言うと、直さんは微笑ましそうに笑った。


「前に…この店に食べに来てくれた時から、二人の関係…かなり進展したんだね。」


そう言えば、あの時は…直さんに彼女かどうか聞かれて、キッパリと否定したんだっけ…。


まさか、両想いになるなんて…思いもせずに。


「ありがとうございます…。中学の頃から好きだったので、想いが届いて付き合えることになって、本当に嬉しいです…。」


「良かったな。その一途な気持ちで彼女のこと、大事にしていけよ?」


「もちろん、ずっと…大事にします。」


そっと、私の手を握った陽希。


胸が熱くなって、涙が出そうだった。