「お待たせ。この3種類がスイーツの試作メニューなんだ。まず…これがマンゴーのクレープ、そして次が抹茶のフレンチトースト、最後はレモンのレアチーズタルト。 」
テーブルに並べられたスイーツ。
どれも素敵な盛りつけで、美味しそうだ。
見た目だけでも楽しめる…。
食い入るように見ていると、直さんがティーカップ二個とティーポットを二種類持ってきた。
「コーヒーと紅茶、どちらにする?」
「俺、コーヒーをお願いします。」
「私は、紅茶をお願いします…。」
「了解。」
直さんは笑顔で頷く。
ティーカップにコーヒーと紅茶を注ぐと、テーブルに静かに置いた。
「それじゃあ、ごゆっくり。俺、奥の事務室で仕事してるから、食べ終わったら感想聞かせてね。」
「「はい…。」」
同じタイミングで返事をする私たちに、優しく目を細めた直さん。
事務室の方へと歩いて行ってしまった。


