俺は、お前がいいんだよ。


「私っ…、陽希が好き…。すっ、好きなの…。」


声が上擦って、震える。


「ほ、本当は…ゴールデンウイーク明けの雷雨の放課後、陽希が好きだって自覚した…。で、でも…緊張してなかなか言い出せないまま今日まで来たんだ…。」


「…………。」


「伝えるのが遅くなって、本当にごめんなさ……」


謝ろうとした瞬間、私は陽希の胸の中に引き寄せられた。


「そんなの、謝る必要ねぇから。」


その言葉と共に、ギュッと強く抱き締められる。


「俺、由依から“好き”って言ってもらえて、すげぇ嬉しい。嬉しすぎて、心臓…ヤバい。音、聞こえてる?」


「う、うん……。」


陽希の心臓、バクバク鳴ってる。


私と一緒だ。


私の心臓も、破裂しそうな勢いで鳴ってるから…。


人生初の告白、言う前も言ってる時もドキドキしたけど…


言い終わった後のドキドキが半端ない…。


体が沸騰してるんじゃないかと思うほど熱いよ…。