まだドキドキしてる…。
陽希に後ろから抱き締められた時の感触、残ってるよ…。
あのままの状態が続いてたら、心臓がドキドキに耐えきれなくて、爆発してたかもしれない。
彩名ちゃんが来てくれて良かったな…。
少しホッとしつつ、私は料理を再開した。
それにしても、さっきの陽希の言葉にはビックリした…。
“例えば、告白されたりとか……。”
頭の中で、もう一度…再生される。
心の中を見透かされたんじゃないか…と思うほど鋭い指摘だった。
どうして、陽希…あんなことを……。
野菜を切っていた私は、ピタリと手を止めた。
もしかして、不安にさせたのかな…。
柏木君と二人きりで公園に、しかも近距離で話してたから…。
もしも逆の立場だったら、私も…陽希が何を話してたのか、きっと…気になるに違いない。
何やってるんだろう、私は。
自分の気持ちを自覚した時点で、直ぐに陽希に伝えていれば、こんなことにならなかったのに…。
唇を噛み締めた。
陽希に柏木君のことを、ちゃんと話した上で告白しよう…。


