Ri.Night Ⅱ



「あ、暑いな!アイスでも食うか!」


「そ、そうだな!彼方、俺モナコ!」



不穏な空気を消し去ろうとしたのか、突然立ち上がった彼方。


それに便乗した陽がぎこちない笑顔で彼方にモナコを頼む。



「あ、あたしコップアイス!」



更にあたしも便乗してお気に入りのアイスをお願いした。



「俺はピニョがいいな」



どうやら壱さんもアイスを食べるらしく、キラキラスマイルで彼方にお願いする。


壱さんがアイスって珍しいかも。



「OK!十夜と煌は?」



聞かれた二人はまるで示し合わせたかの様に「いらねぇ」と答えて、黙り込む。




「じゃありっちゃん何味がいい?」


「んー、いつものある?」


「いつもの?あぁ、これか。りっちゃんこれ好きだなー」



「はいよ」と彼方からアイスを受け取って、「ありがとー」とお礼を言う。


“コップアイス 梅干し味”と書いてある蓋をペリッと剥がして、「いっただっきまーす!」と一口ぱくり。



んー、美味しー!

やっぱ梅干味は最高だわ。








「──黒烏(コクウ)を潰す」



……ん?



アイスクリームを堪能していると、前触れもなくそんな事を口にした十夜さん。