Ri.Night Ⅱ




「お前、面白ぇな」


「はぁ?」



アンタまで何言ってんの?


クツクツと笑う赤髪の男から直ぐ様距離を取って、顔を顰める。




どうでもいいけど、この状況どうにかならない訳?


左には黒烏。右にはblade。


この状況じゃなかったら男に囲まれて嬉しー!とかなるんだろうけど、この状況じゃ全然嬉しくないし。寧ろ迷惑。




さて、どうしたものか。


一チームなら未だしも、二チーム居るとか厄介極まりない。


それでも、奴等から逃げる為にはやるしかないんだけど。




面倒臭いけど仕方ない。やるしかないか。


……という訳で、正当防衛ということで貴兄許して下さい。



そう心の中で一方的に貴兄の許しを得て、拳を強く握りしめる。




相手は一、二、三……二十人ちょいか。厳しいな。


勢いで攻めて一人ずつ片付けるしかないか。




「オイ、急に大人しくなったな」



今だ。



赤髪の男の言葉を合図に、足を思いきり振り上げる。



……けれど。



「オイ!!凛音さんを離せ!!」




その足はある人物の叫び声によって阻まれてしまった。



「……っ、何で千暁くんがこんな所に居るの?」



振り向いた先に居たのは、鳳皇のメンバーである千暁くん。