「凛音!!お前、『鳳皇を愛してる』って言っただろうが!それを忘れたのかよ!!」
“お前も愛してんだろ?鳳皇のこと”
“当たり前でしょ!あたし、煌よりも鳳皇の事愛してるもんね!”
──なんでこんな時に皆との楽しい思い出ばかり思い出すの?
「……ふ……ぅ…っ、」
「凛音!!」
「……っ」
とお、や……?
「あの時、言ったよな?“離れんな”って」
「………」
「“もし離れたらぜってぇ連れ戻してやる”って、そう言ったよな!?」
「……ぁ…」
「忘れたなんて言わせねぇぞ」
……十夜。
「お前は俺等の仲間だ」
「……ぅ…っ…」
「ぜってぇに連れ戻してやる」
……っ、十、夜……。
皆の言葉があたしの心に深く突き刺さって、もう涙を堪える事は出来なかった。
十夜、煌、陽、彼方、壱さん……。
離れる事がこんなにもツラいなんて出来れば知りたくなかった。
こんなにも胸が締め付けられる想いなんてしたくなかった。
これが黙っていた代償なの?
痛い。
痛いよ。
物凄く痛い。
「凛音!!俺等が仲間だって事ぜってぇに忘れるな!!」
──最後の叫び声が聞こえた時にはもう、あたしは皆の前から消えていた。
Ri.Night Ⅱ 【完】
Ⅲへ続く...


