「凛音」
「………」
分かってる。分かってるよ。
貴兄と優音がどんな想いでここに来てくれたのか、十分分かってる。
あたしは二人に鳳皇の事を黙っていた。
鳳皇と関わりがある事をずっと隠してた。
どこで情報が洩れたのか分からないけど、あたしが鳳皇と繋がってると知った時、二人はショックだった筈だ。腹も立ったと思う。
それなのに、二人は来てくれた。
鳳皇と繋がってるって分かったのに、
敵対してるチームと繋がってるって分かったのに、
それでも助けに来てくれた。
「……ごめんなさい」
黙っててごめんなさい。
嘘ついてごめんなさい。
傷付けて、ごめんなさい……。
「……凛音」
「謝らなくていい」
二人にこんな顔をさせたのはあたし。
隠して、騙して、二人を傷付けた。
これ以上二人に哀しい顔をさせちゃいけない。
だから───
「……一つだけ、聞きたい事があるの」
最後に、これだけはどうしても知りたい。
「なんで、此処が分かったの?」
鳳皇とbladeが抗争するという情報が洩れたとしても、あたしの事までバレるとは到底考えにくい。
朝の電話の時点ではまだ知らなかった筈だ。


