「奴等は反対してるみたいだが?」
「反対はしてない」
そう答えたのは十夜ではなく、皆を引き止めた煌で。
煌はメンバーの前へ立ち、中田を睨んだ。
「俺等が下っ端共を倒しても、最終的に決まるのは中田、お前が倒れた時だ。どっちにしてもお前と十夜は決着をつけなきゃいけない。だったら最初からお前を倒せば早く終わる。
そういう事だろ?十夜」
「……あぁ」
煌の言った意味を理解したのか、メンバー達は何も言わなくなった。
「……フッ。確かにそうだな。最終的には桐谷と戦わなきゃいけねぇ。……けど、俺は“桐谷”だけじゃなく、“鳳皇”を潰したい。意味、分かるか?」
“鳳皇”を潰したい。
それは、詳しく言えば“鳳皇”というチームをこの世から消し去りたいということ。
中田はそこまでしてトップに上り詰めたいの……?
「一つ、条件がある。それを飲んだらタイマンで許してやるよ」
「……条件?」
「あぁ。勝ったらアイツくれよ」
そう言って中田が指差したのは、他の誰でもないあたし。
突然の指名に一歩足を踏み出した。
「……っ何回も同じ事言わせないで!!あたしは行かないって言ってんでしょ!!」
いい加減にしてよ!何回同じ事を言わせたら気が済むの!?
何を言われたってあたしの答えは変わらない。
中田の所になんて行く気ない!!


