Ri.Night Ⅱ


「……クッ。クククッ……」



突然顔を伏せて笑い出した中田に、十夜の足がその場で止まる。


……何?ピンチになって頭でも壊れた?


笑ったまま一向に顔を上げようとしない中田にそう思ったのは、きっとあたしだけじゃない筈。







「──中田。俺はこれ以上仲間に傷をつけさせたくはない」



十夜のその言葉に、笑っていた中田の声がピタリと止まった。


漸く顔を上げたかと思えば無言で十夜を見据え、フッと不気味に笑う。




「お望みはタイマンか?」




そう問い掛けた中田に何も返事しない十夜。


それは肯定を意味していて。


中田はハッと笑った後、十夜を睨みつけた。



「………」

「………」


無言で睨み合う二人。


一触即発な空気を打破したのは、後ろに居る鳳皇メンバー達の叫び声だった。




「総長!俺等は大丈夫です!!」

「まだやれます!」



口々に叫びながら十夜に近付いていこうとする皆。


「下がってろ」


それを煌が止めた。