Ri.Night Ⅱ


「は?」



どういう意味?


“なんで今日”って、まさか今日攫う事に意味があったって言いたいの?








「“がんばれ”」



「………っ、」



「昨日は大変だっただろう?」



「な……っ!?」




聞き覚えのある単語と“お疲れ”という言葉に、黒烏との喧嘩が脳裏を過った。


そして、その言葉の意味も。



もしかして。


もしかして……!




「知ってた、の?」



中田は、黒烏が鳳皇を襲撃する事知ってたの!?




「あぁ。知ってたよ」




やっぱり……!


偶然なんかじゃなかった。中田は知っててあそこに居たんだ。



「だから“今日”にしたんだよ。鳳皇が弱ってる“今日”にな」


「なっ!?」



クククッと肩を揺らす中田に、ギリッと歯軋りする。



まさか、ここまで計算し尽されていたなんて……。


足の震えを必死で抑えて、中田を睨みつける。



「それでも、それでも鳳皇は負けない!」



力強くそう叫んだあたしに、中田はついに声を上げて笑い出した。



「……ハハッ。凛音、一つ良いコト教えてやるよ」


「良いコト?」


次は一体何を言う気だ。






「“ココ”は第一倉庫」