Ri.Night Ⅱ





「りっちゃん、行くよ」

「うん」



エンジンをかけて、準備はOK。



「凛音、先戻ってるからな。気を付けろよ!彼方、凛音のこと頼んだ!」


「凛音さん、彼方さん、気を付けて!」


「陽と千暁くんも気を付けてね?また後で!」



陽達は囮になる為、先に出発。


あたし達は二人を見送った後、タイミングを見計らって出発する事に。



「……彼方、無理しないでね?」


「りっちゃんが居るのに無理しねぇよ。大丈夫。りっちゃんだけは死んでも守るから」


「彼方……」


「……って、何でー!?」



巻きつけた腕を力一杯引き寄せて、腹部を圧迫。


すると。


「りっちゃん、ギブ!ギブ!」



彼方は早々に白旗を挙げて降参した。


「もう“死んでも”とか言わない?」


「言わない言わない!」


「よし」



絶対言わないから、と訴える彼方から腕を離して、泣きそうな顔をグイッと引き寄せる。



「一人でも欠けたら駄目なんだから!分かってる!?」


「……はい」


「よし。じゃあ行こう!レッツゴー!!」



「ほら、発進!」と思いっきり背中を叩けば、彼方は慌ててアクセルを切った。