Ri.Night Ⅱ


「二人共どうしたの?」


「いや、暴走もうすぐ終わりじゃん?だからさ、帰りにアイスでも買って帰ろうと思って。りっちゃんも食べる?」


「アイス!?食べる食べる!」


数十メートル先にある有名なアイスクリーム屋さんを指差した彼方に「ハイッ!」と挙手。



「りっちゃんは何がいい?」


「うーん……何があるか分かんないんだよね~。……あっ!ねぇ十夜!あそこのアイスクリーム屋さんで降ろして!帰りは彼方の後ろに乗せて貰うから!」


「駄目だ」



……即答ですか。



「何で!?」


「待っててやるから買ってこい」


「えーいいじゃん~。バイクで帰りたい~」


「駄目だ」


「十夜!お願い!」


「………」



最早恒例となっているお願い攻撃に黙り込む十夜さん。


よーし、このまま押せばOKが出る!



「十夜、お願い!」

「………」

「おーねーがーいー!」

「………」

「十夜~」

「……分かった」



やった!


「ありがと十夜!十夜にも買ってきてあげるからね!」


十夜の手を上下にブンブン振って、彼方に「アイスクリーム屋さん集合で!」と伝える。