Ri.Night Ⅱ








「凛音、初代の命日にお前を表に出す」


「……へ?」


表?


「……って、あ、さっき言ってた事?」


「あぁ」


「えーと、表に出すってどういう意味?」


「お前のお披露目だ」


「……は?」



お披露目?



「十夜、それはちゃんと“なってから”説明した方がいいんじゃない?」



なってから?


壱さんのその言葉に更にハテナマークが増えてしまった。


一体どういう意味?




「後で話がある」

「うん?」


話し?


「馬鹿は理解するのに時間がかかるねぇ~」


はぁ?


「誰が馬鹿だって!?」



小声で言ったって聞こえてるんだからね!?


後ろからガシッと煌の首を掴み、前後に思いっきり振り回してやると、流石に後ろからの攻撃には対処出来ないのか、口達者な煌はされるがままになっていた。



「……テメェ、車降りたら倍返しにしてやるからな」


「知ーらなーい」



仕返される前にサッと離して回避。


あー、疲れたー。


そう言って一息ついた時だった。


窓からコンコンと叩く音が聞こえて、「ん?」と振り向く。


「彼方?」


窓の向こうに居たのは彼方で、その向こうには陽も居る。