Ri.Night Ⅱ



「二羽だ!鳳凰が二羽になったぞ!!」


「黒皇の背中が二羽だ!」


「“鳳凰妃”が誕生した!」


「キャー!やだー!!」



数人の男の人の叫び声で周りの人達は我に返り、口々に叫び始めた。



鳳凰が二羽になった?


え?どういうこと?



女の人の絶叫が凄すぎてよく聞こえないんですけど!!



何を言っているのか聞こうと窓へ近付くと、再び右手を高く挙げた十夜。


そしてさっきと同じく、ゆっくりと振り下ろした。



右手を振り下ろした十夜は空を見上げ、その後ゆっくりと頭を下げる。


周りを見ると、他のメンバー達もバイクに跨がったまま頭を下げていた。


車内にいる壱さんと煌も。







……あぁ、そうか。


皆、“初代”に向けて頭を下げてるんだ。



“鳳皇を作ってくれてありがとう”って、


“これからも鳳皇を守っていきます”って、



“初代”に向けてお礼を言ってるんだ。






頭を下げている皆を見ていると、何だか胸が熱くなって泣きそうになった。



あたしも早く皆に追い付きたい。


皆みたいに“初代”を愛して“鳳皇”を守っていきたい。


皆と、一緒に居たい。