よし、決めた。ピンクにしよう!
バンダナを一旦広げて折り直し、顔に巻き付ける。
おぉ~!なんか暴走族っぽくない?
フルスモークの窓を鏡代わりにして、バンダナの位置を調整。
うんうん。なかなか似合ってんじゃん。
自分のバンダナ姿の満足して、煌と同じように窓枠へと座る。
「ちょっとだけだぞ。落ちんなよ」
「分かってるって!」
あたし、これでも運動神経いいんだから。
「十夜!」
左手でグラブレールを掴んで右手を十夜に差し出すと、十夜は無言であたしの手を握った。
「うっひょー!風気持ちいー!!」
さっきまでは車のクーラーで涼しかったけど、外に出るとやっぱり蒸し暑くて。
だけど、今みたいに風に当たれば逆にクーラーの中にいるよりも涼しい気がすした。
「ったく、女でこんな事すんのはお前だけだな」
「ふっふーん。凛音ちゃんは他の女と違うんですー!」
呆れた顔で溜め息をつく煌に、べーっと舌を出す。
「凛音ー!!」
「りっちゃん!!」
「凛音さぁーん!」
「陽!彼方!千暁くん!」
スピードを落としながら近寄ってきたのは陽と彼方と千暁くんの三人で。
その前後には見知ったメンバー達も居る。


