Ri.Night Ⅱ



「それだけじゃねぇんだよ。いいから行くぞ。時間がねぇ」


「ちょ、やだ!あたしバイクがいい!!彼方が信用出来ないんなら陽でもいいからー!!」


「りっちゃん、信用出来ねぇって何だよ!」



首根っこを掴まれ、ズルズル引きずられていくあたしに彼方のツッコミが届いたけど、無視。



「う~、バイク~」


バイクで暴走出来ると思って楽しみにしてたのに~。


車とか面白くないじゃん!!






「ホラ、入れ」


後部座席のドアが開いて、無理矢理押し込まれる。


だから何でいつもそんなに乱暴なのよ!



「……遅ぇ。何してんだよ」

「……え」



十夜、もう車に乗ってたの?


てっきりまだ冬吾くんと話してるもんだとばかり思ってたのに。




「……オイ。何で顔逸らすんだよ」


「い、いや、なんでも」


だって、十夜の顔見たらさっきの事思い出すんだもん。


だから今は無理なの!









「じゃあ、出発しよっか」


煌が車に乗り込んだのを合図に、エンジンをかける壱さん。



「凛音ちゃん一緒にお祝いしようね」


「うん!盛大にお祝いしよう!」



テンションが最高潮のあたしは、一人で「イェーイ!」と両手を挙げてはしゃぎまくる。


そんなあたしを見て「馬鹿か、まだ早ぇよ」と煌が呆れ顔でツッコんでくるけど気にしない。


お祝いなんだからテンション高くて良いじゃん!