Ri.Night Ⅱ


────…



「彼方ー!陽ー!!」



バイクの前で喋っている二人に駆け寄っていって、彼方の前で両手を広げて「彼方早く!」と足踏みをする。



「凛音?」

「りっちゃん?」


けど、二人はキョトンとした顔で首を傾げるだけで、行動に移してはくれない。


そんな事をしていると、



「おいカカシ。テメェは何してんだよ」


「ぐぇ」



背後から首を絞められた。



く、苦しい……!



「煌!苦しいから離して!」


「お前がチョロチョロするからだろ」


「チョロチョロしてないじゃん!バイク乗るのに彼方んとこ来ただけだし!」



「は?」

「え?」

「あ?」



……へ?


三人から落とされた素頓狂な声に抵抗していたのを止め、「え、何?」と問いかける。


あたし何か変な事言ったっけ?



「りっちゃん、バイク乗るつもりで俺んとこ来たのか?」


「うん」



じゃなきゃ彼方のとこ来ないでしょ。



「アホか。お前は車だ」


「……え?えー!」



何それ!

暴走するのにバイク乗らないって何!?



納得がいかなくて、直ぐ様煌に「バイクがいい!」と猛抗議する。


けど。



「駄目だ。危ねぇだろうが」



バッサリ切り捨てられた。



「危なくないよ!もし転んだら彼方をシメて!」


「え、何でだよ!!」


ギョッと目を見開いた彼方にイエイと親指を立てる。