「りーのーちゃーん!!」
「下りてきて遊ぼーぜー!!」
「……っ、うん!降りるね!」
一階からお誘いがかかって、零れ落ちそうになった涙を慌てて拭う。
よし!切り替え切り替え!
気合いを入れて、イラナイ感情を全て心の奥底に封印して歩き出した。
「凛音さん!」
「凛音ちゃーん、迎えに来たよ!」
「千暁くん!勇介くん!」
いつの間にか階段を上がって来ていた二人の元へ小走りで駆け寄っていく。
「迎えに来てくれたの?」
「はい!」
「俺と千暁、じゃんけんで勝ったんだぜー!」
「え、じゃんけん?」
「そうそう!超熱戦だったんだ!じゃんけん特訓した甲斐があったし!」
「じゃんけんの特訓って!そんな特訓したの!?」
じゃんけんの特訓なんて聞いた事ないんですけど。
「そうなんですよ凛音さん!!俺、何回付き合わされた事やら……」
「……あら」
どうやら千暁くんは相当特訓とやらに付き合わされたらしい。


