Ri.Night Ⅱ




そんなこんなで下山したあたし達は、「デザートにカステラとクレープ食べたい!」と言ったあたしの要望に応える為、再び屋台がある会場へ。



「なぁ!あっち側から行かねぇ?」


「んー……、そうだね。さっき反対側から来たし。凛音ちゃん、あそこにある綿あめ買ってあげるね」


「ホント!?やった!壱さんありがとー!」


「ふふ。凛音ちゃん一口くれる?」


「うん!」



綿あめ屋さんを指差した壱さんに「わーい」と手を挙げて、小さくスキップ。




いぇーい!

壱さんと綿あめ食べ合いっこ~。


何だかカップルみたいじゃない?


えへへへへへ。





「……お前、まだ食うのかよ?太るぞ」


「明日からダイエットするからだいじょーぶ!」



煌に「イエイ」とピースして見せると、「腹壊しても知らねぇからな」と人差し指で眉間をブスッと刺された。



この野郎……。



地味に痛いオデコに怒りが湧いてきて、仕返ししようと煌に人差し指を向ける。



「何だよ。やんのか?」


「やってやる!」



そう言ってオデコを突き刺してやろうとした時。



「凛音ちゃん!はい、綿あめ!」



煌の背後から天使壱様が登場した。



「壱さん!わーい、ありがとー!」



煌に構うのを止め、壱さんの手から綿あめを受け取る。


すぐ傍でチッと舌打ちが聞こえたけど気にしなーい。



壱さんに恒例の「あーん」をして、蟻みたいに甘い物に寄ってくる陽と彼方にも一口ずつあげた。


十夜にもあげようと突きつけたけど、無言で拒否。


どうやら綿あめは甘すぎて無理らしい。