Ri.Night Ⅱ



「凛音、俺、たこ焼き食べたい!」



駆け寄っていったあたしの腕を引っ張って、すぐ傍にあったたこ焼き屋の列に並ぶ陽。



「陽、あたし焼きそばとお好み焼き食べたいからあとで並んで~」


「オーケー!えーと、あとはー、イカ焼きとー、から揚げとー、……あと何あるっけ?」


「りんご飴!」


「お、いいな、それ。じゃあ俺はいちご飴にしようかなー」


「……お前等、食う事ばっかだな」


「いいじゃん、食べる為に来てるんだし!」


「はぁ?花火見に来てるんじゃねぇのかよ」


「ソレはソレ。コレはコレ」


「……意味分かんねぇし」



呆れ返ってる煌は放っておいて、つついていたカキ氷をぱくり、口に入れる。



「う~ん、美味しい~」



白玉最高~。



「凛音ちゃん、俺、お好み焼き買ってくるね」


「え、壱さん一人で行くの?」


「うん、そうだけど」


「駄目!」


「え?」


「壱さん一人になったら餌食になっちゃう!」



こんなキラキラ王子様を一人にしたら絶対女子が群がるって!



「彼方!一緒に行って!」


「……りっちゃん、俺はいいのかよ」



しょぼんと肩を落とした彼方の背中を押して、「いってらっしゃーい」と手を振る。