青春に、寄り道中。








今日は、始業式とHRだけだったのに、まるで一日中授業を受けているときみたいにいつもと同じ長さに感じた。



1日は24時間、1時間は60分、1分は60秒……。
なんて、毎日同じ時間を過ごしてるはずなのに。

楽しみなことがあると、そういうときに限って時間が経つのが遅く感じるのはなんでだろう。



始業式からもどってきてからのSHRの5分でさえ、とっても長く感じる。

あー、わたしはそれほど高瀬くんに会うのが楽しみなんだ。……って、自分の心はすごく正直でわかりやすい。



「じゃあ今日はこれで終わり。 号令ー」

「きりーつ」



先生の声に、号令係の子がいつもどおりの言葉を発した。