3人は、不思議そうにわたしたちのことを見ている。
わたしの前に立って、そんな3人に背を向けている沙莉は、急いで目に溜まる涙を拭った。
そしてわたしよりも先にそんな3人のもとへ荷物を持って駆け寄った。
それを見て、わたしも慌てて、みんなのもとへ行った。
一番前を高瀬くんと皐くん、その後ろを若菜といつもどおりに笑う沙莉、そして一番後ろをわたしがついていくような形で、学校を出た。
わたしってやっぱり、この4人の邪魔なんじゃないかなあ……。
みんなは高瀬くんの過去のこと、わかっていたんだよね。
だからあのとき、あんなに気まずそうな顔をしていたんだね。
それを知らないでわたしは、高瀬くんがマネージャーをやることにうなずいた。
そのことを沙莉は、よく思ってなかった。



