「おはよう。華純、相変わらず眠そうね〜」
「……うん、眠い」
「コーヒー飲む?」
「飲みたいな。ミルク多めで」
そう言うと、お母さんは呆れたように笑って、お湯を沸かした。
だって、ブラックは苦手だもん。
微糖だって、まだまだ苦いし……。
今朝もいつもどおりの美味しい朝食を食べて、最後にコーヒーを飲みほした。
「ごちそうさまでした」
そう言って食器を流しに置いてから、洗面台に向かった。
鏡に映るわたしの表情は、とにかく憂うつそうな感じがしてる。
横の髪もちょこんと跳ねていて、どんなにブラシを使ってもうまく直らない。
結んで行こうかな……って思ったけど、もう家を出ないと遅刻しちゃう。
なんか、今日はダメな日だなあ。



