だって、わたしがそういう気持ちを持ちながら高瀬くんと話しているところとかを沙莉に見られるのは恥ずかしい。
そう思いながら、気になる目をしている沙莉に「沙莉も教えてくれなかったでしょ」と付け足して言った。
「ふふ、そうだよね」
わたしの言葉に、沙莉は納得したようにうなずきながらそう言った。
「ねえ、かすみん。 ……お互いにがんばろうね」
「うん」
沙莉の言葉にはうなずいたけれど。
わたし……がんばれるのかなあ。
そもそも、恋ってどうがんばればいいものなんだろう?
でも、彼のことを頭に浮かべるとドキドキするこの気持ち。
これは……初恋のときと似ている。
懐かしくて、ふわふわしてる感じ。
とにかくこの気持ちは大切にしたい、そう思った。
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