「恋かあ……。 でもやっぱり、ドキドキしたりとか?」
「そうだよね〜」
「もしかして、かすみん恋してるの?」
そんな沙莉の言葉に、反射的に「してないよ!」と答えてしまった。
でも、やっぱりこれは恋なのかな。
目を合わせるだけでドキドキしちゃったり……。
初恋は小5のときで、それ以来はもしかしたら恋と言えるものはしてないかも。
中学のときに気になる人はいたけど、すぐに冷めちゃったりした。
「さ、沙莉は恋してる?」
わたしも沙莉と同じようにそう聞き返すと、沙莉は頬を赤く染めてうつむいた。
えっ、もしかして恋してるの……!?
と思っていると、沙莉は恥ずかしそうに、小さく「うん」とうなずいた。
「うそ!初めて知った……」
「だれにも言ってないから」
そう言ってはにかんだ沙莉はなんだか可愛くて、やっぱり沙莉は女の子らしいなと思った。



