青春に、寄り道中。




高瀬くんはそんな女の子に目もくれず、コップに氷を入れながら「うん」と冷たい低い声で答えた。



「はい、吉井さん」



高瀬くんはその間に3人分のコップに氷を入れていて、さっきとはちがって優しい口調でわたしと橋本くんにそれを渡してきた。



「あ、ありがとう」



そんなやり取りをしている間も、ちらちらっと女の子の視線が刺さる。
なんか、すっごいいやな感じがするんだけど……。


そう思ってわたしも彼女のことを見てみると、思ったよりも冷たい目をしていてすぐに逸らした。



彼女の表情から「なんであんたが高瀬くんと仲良くしてるの?」と聞きたいような感じが読み取れた。


敵作っちゃったかなあ。
それにしても高瀬くん、あまりにも女の子に冷たすぎるって。