青春に、寄り道中。




学校を出て駅に向かう途中にあったファミレスに入ると、わたしたちと同じ学校の人がたくさんいた。


店員さんに窓側の4人席に案内されて、わたしと橋本くんが隣に並んで、向かい側に高瀬くんが座ることになった。



「え〜俺、ステーキ食べようかな」

「おい、俺ら勉強しに来てんだから」

「わかってるし。じゃあケーキにするわ」



そんな橋本くんの言葉に、高瀬くんは少し呆れたように笑った。


結局橋本くんはチョコレートケーキを頼んで、わたしと高瀬くんはドリンクバーだけを頼んだ。



注文が終わって、席に荷物を置いて3人でドリンクバーコーナーへ行くと、同じ制服を着たひとりの女の子が近づいてきた。



「た、高瀬くんも勉強しに来たの?」



本人はさりげなく聞いてるつもりなのかもしれないけど、すっごい緊張しているのが顔を見てすぐにわかった。