「そうだね、今日は帰ろっか」
若菜もうなずいてそう言ってくれた。
明日も明後日もちゃんとやれば平気そうだし、それにふだん勉強してなかったから今日いきなり頭を使って、本当に疲れちゃった。
「そうしよっか。 でもかすみんも皐くんも、ちゃんと家で勉強しないと意味ないからねっ」
「う……、わかってるよ」
「皐くんも! いい?」
「はいはい」
沙莉は勉強になると厳しいな。
でも沙莉がいなかったらこうやって勉強できなかっただろうし、もちろん感謝はしてる。
机の上に出していた教材をバッグにしまって、机の配置ももとにもどした。
それからみんなで教室を出て、下駄箱へと向かって階段を下りる。
沙莉と若菜と橋本くんは前を歩いて、自然とわたしと高瀬くんがその後ろを肩を並べて歩くことになった。



