「そんなことより!皆さん恋愛どうなんですか!?」

話を剃らしてきた。

確かにこのまま桜のネガティブ発言聞いていても桜自身嫌だろうし、今日くらい忘れたいもんね。

「女子大だよー?できないよ…。」

桜とえなが女子大でもコンパとかどうとか話が盛り上がっている。

「やっぱり一番出来そうなのは桜か美結じゃない?あたしは今は勉強一筋です!!!」

えならしい答え。昔からやると決めたものはそれだけに集中するタイプだもんね。

「あたしは…してるね…。」

すべてを話そうかすごく迷っている。

「マジで!!さすが美結!で?相手は!?」

えなの食い付きが半端じゃない…

桜と彩月は落ち着いて聞いている。

「相手は社会人なんだけど、先週もデートしちゃった。」

そう言うと三人が盛り上る。

「で?シたの?」

直球的に桜が聞く。直球すぎて思わず首を縦に振ってしまった。

「そっかー。美結ちゃん大人かぁ。」

そう一言桜が呟いてあたしの話は終った。

「で?桜は?」

「あたしは今年一年は勉強が恋人だよ…。嫌な恋人よね。」

紅茶をすすりながら桜は答える。

「桜はあれだよね。小鳥遊先生がいるから大丈夫だよね。と言うか美結並みのことしたもんね。」

と、えなが笑いながら言うと桜は紅茶を吹いてしまった。

「そ…そんなことな…ないよ!!あ…あと!キス以上はしてないんだから!!…あ!」

桜が動揺しながら答えた。そして撃沈した。

へー…桜が小鳥遊先生とキスねぇ…