「相澤 美結です。いつも姉がお世話になっています。」

あたしは慌てて頭を下げて挨拶をした。

「そんなかしこまらなくてもいいよ。互いに人数合わせ要員なんだから気楽に行こう。」

二人でしゃべって待っていると、他の人たちもやって来た。

なんだか、場違いな感じだな…。

まだ大学生なのに、こんなところ来て良かったのかな…

いや。社会勉強として参加させてもらうぞ。

ポジティブシンキング!!

あたしはそう思い込むことにした。