妄想ラブレター




「なんか、いつの間にかすっげー仲良くなってね? おれの方がツヤコともアキとも仲良かったはずなのになー。おれさみしー」

「うっせーな! 今はそれどころじゃねーんだよ」

「そうだそうだ。カンはもう暑苦しいから席戻れば? ついでに瀬戸も回れ右」

「お菓子を返せば向いてやる」

「アキもツヤコも冷たい!」



ちょうど他の男子に呼ばれたカンは、泣きながら(正確には泣きマネしながら)席へと帰っていった。

なのに瀬戸はなかなかしつこい。



「秋月、おい、もうネタはあがってんだ。起きやがれ!」

「うう……あたしは無実です~」

「あほ! 完全に有罪だろ」



再び机が揺れる。


もーしつこいヤツだなぁ。


瀬戸ってば心もちっさいやつ。


……おっと、これは言ったらいけないやつだ。危ない、もうちょっとで言葉にするところだった。


さすがにこれ言ったら殺される。