アキが出て行ったすぐ後にあたしも教室を後にし、アキが来るのを校門の前で待つ。
その時。
「ツーヤコ!」
わっ! とでも言いたげに現れたのは。
「まおみ!」
「艶子、良かったね」
笑顔であたしの肩を叩く。
そして良かったね、の意味をあたしは知ってる。
だからこそ口元が緩んでしまった。
「うん、ありがと」
一時はまおみもアキの事好きじゃないかと思ってた。
ううん、いいなって思ってたはず。だからこそ少し気まずかったけど、まおみもえりなも由美子も……みんなあたしの事気にかけてくれてたから、だからグループLINEで先に報告しといた。
みんな可愛いスタンプをたくさん載せつつ、祝福の言葉をくれた。
まおみも本当に嬉しそうに祝福してくれて、その後電話までかけてきて、喜んでくれた。
ちょっと照れくさかったけど、嬉しすぎて涙で出そうになったのはここだけの話だ。
「艶子にもとうとう春か〜、私も頑張らないと!」
「おっ、彼氏作る気になったんだ」
「ううん、とりあえずバイト頑張るよ」
「いや、それはもう十分でしょ」
まおみ、テスト期間もお構いなしにバイト入れてたじゃん。
そんなに働いてどーする気だ。



