多分今、3回は心臓止まったと思う。
「それも何かの間違い、かなぁ……」
「ふーん。ツヤコがおれの事どう思ってるのかよく分かった」
「違う。それは」
それは、あたしの勝手な嫉妬だ。
ドロドロした気持ちで…………決して、本心なんかじゃない。
「じゃ、この紙ひこうきにはさぞすごい事が書かれてるんだろうなぁ」
「そう、だよ」
再びアキの目が尖る。
ひい、って声をあげそうになるほど冷たい目。
「それなら読まなくて正解だった。無駄に傷つくところだったな」
そう言ってアキはあたしに全て突っ返す。
けど、あたしはそれを受け取らない。
アキがどんなに睨もうと、どんなに冷たく言い放とうと、ここで逃げてはいけない。
「……読んで、みてよ」
誰だって怖いんだ。
「そのひこうきの中に」
逃げるな。
「書いてる」
失敗を恐れるな。
「あたしが、アキを本当はどう思ってるか」



