妄想ラブレター




「これ、ツヤコの……?」



不思議そうに紙ひこうきとあたしを交互に見つめる。



……やばい。


血の気が引いてくのがわかる。


頭が一気に冷静になる。


やばいやばいやばい!



「なんか書いてる……?」

「わー! ちょっとそれタンマ!」

「おっ、おい! 危ないって!」



思わず窓から身を乗りだすあたしに、アキはひやりとした表情で窓の下まで駆け寄ってくる。


ストップストップ!


お願いだから開けないで!


見ないで!


読まないで!



今度は火を吹きそうなほど顔が熱い。



「ちょっとそこで待ってて! それ、絶対見ないでよ! いい? わかった!?」



必死だ。


自分の必死さ加減が、イタイ。


でもそんな事はどーだっていい。


どーだっていいから、とにかくあれを回収しなければ。