妄想ラブレター




「いや、一般的にって意味だからな。他の男どもが言ってる事を踏まえて言ってるだけだからな」



慌てて言葉を付け加えてる。


きっとあたしが無言を貫いたせいだろうな。



「うん、わかってるってば。気を使ってくれてありがとう」



皆まで言わなくてもいいから。


そんな慌てて訂正しなくてもわかってるってば。

友達の欲目で言ってくれてるって事くらいわかってるから。

そこまで自分に自惚れてなんかないから。



「いや、うーん……なんだ、上手く言えないけど」



いや、十分だって。ほんとありがとう。


だけどさ。



「……ッチ」

「うわっ! ごめんって」



思わず溢れた舌打ちに、慌てて取り繕おうとするアキ。


それもそれでムカつくし。ってか謝るなよ。謝られたら全てが嘘になるじゃんか。