「モテたかったというよりも、身長に代わる自信が欲しかったんだ」
でも回り回って言うと、モテたかったって事じゃん。
「ぶっ」
「笑うなっての」
「ごめんごめん」
ちょっぴり唇を尖らせてふてくされる。
そんな子供染みた表情が何より愛おしいな。
「ツヤコは?」
「なにが?」
「過去に付き合った事あるのってどんなヤツ?」
「あっ、それ聞いちゃう? あたしいないよ」
あっ、なにその目。アキの泣きぼくろが嘘つけって言ってる。
「いや、なんでそこ疑うかな」
「だってツヤコ、モテただろ」
どっからそんな発想が出てくるのか。
「モテないよ。モテてたら彼氏だっていたでしょーけどね」
皮肉を込めて言ったのに、アキはまだ疑ってる。



