妄想ラブレター




「それ……本物のラブレターだから」



言って、一生懸命口角を引き上げた。


ちゃんと笑えてるかは定かではないけれど。


そんなあたしの心情なんて知る由もなく、アキはただボー然と手紙を見つめてる。


暫くの沈黙。さっきまで気にならなかった店内が妙にうるさく感じる。


この間に堪えきれず、再びケーキを貪り食べた。


もぐもぐもぐ。




……おかしい。


あんなに美味しかったケーキなのに、今は美味しく感じない。


こんな感じ、前にもあったよね?


ケーキをもうひと口頬張って、カフェオレでそれを飲み下す。


すると、やっとアキが口を開いた。