カラカラ……


第二教室について、後ろのドアから開けて入ると、中には3人の男女がいた。


「須藤リンカさんですね、こちらにどうぞ」


教卓のところに立っている女の先輩が、あたしに微笑みを向けながらそう言う。


あの人が、あたしに手紙を送ってきた人かな。

清楚系の、キレイな人。

長い黒髪がさらさらしてそう。


あたしは、ショートの女の子の隣に座った。


あ、この人、知ってる。

隣のクラスの神崎さんだ。

すんごい毒舌なんだよね、話したことないからわかんないけど。


その向こうに座るのは…、あ、イケメンくん。


春輝くん?だっけ、名字知らないや。