「起きてください……」 そう呟いて、ぎゅうっと強い力で抱きしめた。 そしたら智也さんは私の背中にしっかり腕を回して苦しい程の力でギュッとしてきた。 はわわっ!! これじゃ抱き枕みたいっ!! 「ちょ、ダメっ……」 「んぅ」 「ま、まだ朝ご飯作ってる途中ですしっ……」 離れようとジタバタしてたら、「だーめ」と智也さんはやや大きめの声で言って。 「一緒に寝よ……?」 と色っぽく呟いたのだった。