【純side】




「あ~、仕事の後の一杯は最高~!」


土曜日の診察も無事終わり、明日休みという事で翔太と2人で居酒屋で乾杯していた。


智也はリア充だから誘わなかった。




「明日は思いっきり休めるー!」

「普段からお前はぐうたらしてるけどな」


気取ってフルーツカクテルを飲みながら、翔太は冷静にキツイお言葉。



「ところで俺、思うんだけど」


翔太は頬杖をついて、クスッと小さく笑った後。



「正直、純がまた人肌抜けば、くっついちゃうんじゃない?彼方くんと夏依ちゃん」


もっともな事を言った。

うん、俺もそう思ったけど。



「ヤダよ!何で俺が人さまの恋愛事情にいちいち首突っ込まないといけないんだよ!あー、馬鹿らしい」