「夏依ちゃん?どうした?」 「彼方くん……気、使わなくても大丈夫だよ?」 彼方くんは「は?」とキョトンとした表情をした。 「私が、失恋を引きずってるから……」 「あー……まさか夏依ちゃん……」 彼方くんの声は、呆れてるように聞えた。 「俺が気を使って、メールしたり、お茶に誘ったり、店に招いたりしてるって思ってる?」 コクッと頷くと、 「夏依ちゃん、意外と馬鹿だね」 毒舌が返ってきた。 馬鹿って言われた事に軽くショックを受けてると……。