「李依ちゃん、これ美味しいよ?この、えっと……カーペット?」 「ふふっ……ガレットですよ」 「あ、そっか。とにかく食べてごらんよ。ほら、あーん」 仕事の一環とわかっていながらも。 モヤモヤして。 見てられなくて、視線を逸らした。 「やっぱ、デートとしか思えないですよ」 「いや。親子って感じじゃない?」 見た目はともかく。 優しくて、すぐ親身になってくれるから。 だからモテるんだね……。 「優くん、やっぱ私って心が狭いよ……」 「ネガティブになるなって。つーか、優くん熟睡してるなー」