「智也は優しいなぁ。翔太だったら、あんな程度じゃ済まないよ。ネチネチした嫌味野郎だからさ~」
―ガチャ
「誰がネチネチした嫌味野郎だって?」
「うげっ!?」
休憩室にかなり絶妙なタイミングで入ってきたのは、お怒りになってるお兄ちゃん。
「あのな、俺はちゃんとその人のために心を鬼にして仕方なく」
「はいはい。わかったから~怒らないでよ~」
櫻田先生はいつもお気楽な人だなって思ってたけど、苦難もあるんだね。
「ままぁ……」
「ふふっ。よく寝てる」
あれから櫻田先生もお仕事に戻った。
寝言を発しながら眠る優くんを見つめてると。
―ガチャ
「あやちゃーん」
いきなり休憩室に入ってきた智也さんは私の腕を掴んで。
「こっちにおいでよ。見たいでしょ?純がお仕事をしてる所」
と実に興味深い事を言った。

