「も~。ちゃんと何から何まで丁寧に説明してあげないとダメだよ~」
怒ってるのか。
怒ってないのか。
よくわからないが、智也さんは軽く櫻田先生の頭を平手でペシッと叩いた。
「智也……俺、やっぱこの仕事、向いてないかも」
「そう?僕、純は優秀な先生だと思うけどなぁ。患者さんの気持ち、誰よりも理解してるでしょ?」
フワッと優しく笑って、ギュッと櫻田先生の事を抱きしめた。
「さて、僕はもうすぐ予約の患者さんが来るからお仕事に戻らないと。あやちゃん、後でいっぱい楽しい事しようね。優くん、お仕事がんばってくるね」
ソファーで爆睡する優くんの頬にキスをして、智也さんはお仕事に戻っていった。

