臆病な私でも恋はできるのか。





隣にいる彰人くんに聞こえないようにしながら、ゆっくりと大きく息を吸ってゆっくりと吐き出した。


ドアを開けると、中からあたたかな光と良い香りが玄関まで広がってきた。


忙しい母の事だから、部屋はぐちゃぐちゃでも仕方がないと思っていたから驚いた。



ドアを開けたは良いけれど、何と言えば良いのだろう。



「…た…ただいまー…」



これで、良いよね?

家に帰る時に人がいる事が無かったものだからなんだかぎこちない。