美思「ありがとう。」 那奈瀬「親友なら当たり前だから。」 〝親友〟という言葉に美思は敏感なはず。 中学の時に親友だと信じてたやつに裏切られて、それから友人関係はうまくいかなくて。 でも、大丈夫だよな? 那奈瀬「美思?」 美思「何?」 那奈瀬「なんか、思いつめてたから。」 美思「大丈夫だよ〜。」 那奈瀬「それならいいけど。」 美思「うん。それより、今日先生来るの遅いね。」 那奈瀬「確かに…会議が長引いてるんだろうね。」