炎の中 彼女は笑う 血を流し、傷を負い、死にかけていても その瞳にシェイラとよく似た黄金色を抱え かくも美しく、妖艶に。 フェルダンを照らす轟々たる炎は 一人の騎士の命を映したように 闇夜を力強く輝やかせた。 その日 朝日と共に朔夜は終わりを告げる。 そして ゆらゆら揺らめく炎は一人の命の終焉と共に 静かに、静かに、消えていった―――